Picture story book(絵話) ボロット 第二話
★第二話★
老人ホームに一体の介護用ロボットが届いた。
「ついに、うちもロボットを使う時が来たか。」
「はい。介護は体力のいる仕事ですからね。中々やる人がいなくて。ロボットの手でもいいから借りたくなります。」
「でもロボットって、誤作動とか起きないのかな?ちょっと怖い。」
「まあ、新品だから大丈夫だろ。」
皆が心配する中、ロボットはきちんと仕事をこなしていった。
日を追うごとに皆からの信頼を勝ち取っていった。
お年寄りの方々にも好かれ、ロボットはこれからも愛され続けていくはずだった。
そう。
あの一件さえなければ。