Picture story book(絵話)  ボロット 第四話

★第四話★

数日後、老人ホームからロボットが送り返されてきた。

 

「どこが原因か調べとけよ。」

やべっ。

俺が調整しないまま出荷したロボットじゃん。

最終調整してないのバレたらやばいな。

俺のせいにされないように、色々細工しとこ。

 

 

「原因わかったか?」

「恐らく、ここが原因ですね。パーツ変えても、もう元に戻らないと思いますよ。」

そうか。しゃあないな。まあ、これぐらいのロボットだったら製造コストも低いから、とりあえず廃棄でいいだろ。」

 

 

ロボットの廃棄が決まった。

 

 

「あっ、すいません。ゴミの引き取りお願いします。」

ふう。バレずに済んだ。

「おい。新しいロボット、あの老人ホームに送っとけよ。」

「ういっす。」

 

 

こうして、一体のロボットの人生が幕を閉じた。

第五話に続く

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